【元本部担当者に聞いてみた】本当にフランチャイズビジネスは儲かるのか!?

ここでは、フランチャイズのビジネスは果たして儲かるのか!?というお話をさせていただきます。
儲かる儲からないの話をする前に、フランチャイズとはどういうものかを解説します。
その後、実際に儲かるのか!?
儲からないのか!?
という部分に言及していきます。
まず、フランチャイズのビジネスは、まずノウハウなどの提供元のフランチャイザー(本部)、その提供されたものをもとに経営を行っていくフランチャイジー(加盟店)に分かれます。
実際に某フランチャイズ本部担当者であった方に取材したものを私、がまとめながら、どれだけフランチャイズビジネスが儲かるかという話をさせていただこうと思います。

フランチャイズビジネスとは!?


フランチャイズビジネスでは、先述した通り、フランチャイザー(フランチャイズ本部)とフランチャイジー(加盟店)に分かれます。本稿では混同を避けるために、フランチャイズ本部と加盟店という表記を取ります。
通常、フランチャイズ本部が培った運営ノウハウやマニュアル、スタッフ教育、内装などを提供、それをもとに加盟店が実際に経営、運営を行っていきます。フランチャイズ本部によっても違いますが、初期の教育を、研修といった形でスタッフをフランチャイズ本部に派遣して行う場合と、現場とマニュアル、加盟店に教育を最初から任せるタイプと様々です。
このように、本部よってサポートする範囲や研修システムなど違い、それによってどれだけ儲かるかや初期費用もバラバラです。
フランチャイズ契約時には言われなかったものが、後々様々な費用として乗っかってくるものもありますので、
その当たりも考えないと儲かるどころか、赤字になってしまいます。儲かる以前の問題です。
現在、様々なタイプの職種、業種のフランチャイズビジネスがあります。
飲食店やコンビニはもちろん、ニッチなところですと歯科のホワイトニングの部分だけをフランチャイズで行ている本部もあります。
加盟店側は、しっかり説明を受けて、実際の他の加盟店の状況を調査したうえで加盟することをお勧めします。
情報収集は徹底的に行えば、儲かる糸口も見えてきます。

加盟店の儲けとは??

何より、フランチャイズビジネスを検討されている方が気になっているのは、結局儲かるのか。
つまり、実際の利益がどれだけでるのか、ということだと思います。
中には、フランチャイズ本部の理念や想いに共感して始める、という方もいますが、
基本は、手軽に新事業を始められて、手軽に儲かることができる。というところに
魅力を感じるのではないでしょうか?

初めに言っておきます。フランチャイズビジネスは、決して楽には儲けられません。確かに手軽に本部から様々な商材やノウハウは手にいられますが、あくまで実際の現場は、人が動かします。つまり、儲かるかどうかは、加盟店側の担当者のマネジメント能力に一任されます。
逆に言うと、マネジメントさえできればノウハウはフランチャイズ本部にありますので、確実に儲かります。
この辺りの話は、後述させていただきます。
本題に戻りまして、利益の話ですが、単純に加盟店側は売り上げが利益の源泉になります。
そこから人件費や初期投資分、販管費、ロイヤリティー(加盟契約料)などを引いた分が利益となります。
フランチャイズ本部によって、ロイヤリティーなどの本部が徴収する金額は違いますので
そこもしっかり把握する必要があります。
フランチャイズ本部が儲けようとしすぎてロイヤリティーやわけのわからない科目が徴収される場合がありますので、注意が必要です。
売り上げは業種、業態により様々です。同じ業界でも日販成績が違うこともあります。
例でいえば、セブンイレブンとローソン、ファミリーマートは、
日販成績の平均が5万以上違うこともあります。
5万違えば、1年で1825万の売り上げが変わっていきます。
ただ、どの形態にしろ、初期投資分を短期で回収できるビジネスモデルはほとんど無いと
みていいでしょう。たいてい、半年以上~1年半くらいの回収モデルが多いです。
確実に儲かるが、コメダ珈琲のようにもっと長期の回収計画のモデルもありますので、
自社の体力と相談して、無理のないモデルを選択しましょう。

フランチャイズ本部側の儲けとは!?

フランチャイズ本部側の利益に関して言及するものは、これまであまり見たことがないので
それも含めて私の経験上からお伝えさせえ頂きます。
私は、ある専門領域をフランチャイズ化した本部に在籍していました。
そこでの儲けとは、

  • 加盟店の初期投資費から様々な経費を抜いた金額
  • チラシやカード、物販などのデザイン費
  • ロイヤリティー
  • 研修費(初期研修は初期投資に入るが、追加研修などは金額を徴収)
  • フランチャイズ本部から、現地への人的サポート代
  • 人材紹介の際の仲介手数料
  • 新メニュー購入費
  • 新機器の仲介料

などです。
要は、フランチャイズ本部側は加盟店がどういう状態であろうと儲かる仕組みを組み立てています。

ですので、フランチャイズ本部と加盟店側でどちらが儲かるかというと、
当然フランチャイズ本部側のほうが儲かる仕組みを持っています。
もちろんフランチャイズ本部によって違いますが、加盟店が発展することによって、フランチャイズ本部も発展するという好循環を意識しないといけないのを忘れてはいけません。フランチャイズ本部側だけが儲かるような動きをしてしまうと、とたんに加盟店側からも失望されてしまします。ですので、本部も加盟店側も長期的な視点が求められます。
ちなみに、一番フランチャイズ本部側が儲かる瞬間は、加盟店の開業時です。加盟店の初期投資費から3分の一から半分は、フランチャイズ本部側の利益になっていることが多いです。

〇〇を大事にすれば、儲かる!!

加盟店の話に戻ります。
加盟店が儲かるのは楽ではない、と先述しました。
それはなぜか。
大概のフランチャイズビジネスモデルは、
ロイヤリティーと販管費が経理上重たいことが多いのです。
ロイヤリティーは売り上げが上がっていれば、
そこまで気にしなくてもいいですが、
そこまで上がっていない場合、かつ定額のロイヤリティーの場合
かなり重たくなります。
販管費は、名前の通り販売管理費です。
機材や在庫などの管理費用が馬鹿にならなくなり、
仕入れを消極的にした結果、スタッフがやる気を起こさなくなった例もあります。
そして、人の問題です。
ビジネスモデル問わず、現場は人が動かしますので、
人をしっかり大事にしているか、というところが焦点です。
取材させていただいた方は、
専門領域の関係上、異業種からの参戦の場合、
なかなか現場を大切に思ってくれる、担当者や経営者と
めぐり合わず、
歯がゆい思いも感じていたそうです。
つまり、
何が本当に大事か、それは担当者・経営者の
熱量、想い!!
なのです。
現場のことを理解しようとしてくれる担当者や経営者、
大切にしてくれる企業、風土。
これが伴わなければ、
いくらどんな優れたビジネスモデルでも、
上手くはいかない、つまりは儲からないでしょう。
何より、現場がついていかないのです。
いかに、加盟店企業がこの事業に本気か、ということを現場に見せる必要があるということです。
経営者、担当者、現場が、一致団結している会社は、必ずうまくいきます。
その目安は、
現場の従業員立ちが、
会社や社長のことをほめている、
感謝を口にしている、という会社です。

儲かるには「ただ」搾取されないように注意!!

フランチャイズのビジネスモデルに限ることではありませんが、
新規事業には、必ず長期的な視点が必要とされます。
現場がどれだけ充実して働いているか、
現場のリーダーがしっかりマネジメントできているか、
即戦力なら良いですが、
環境的にそうはならないことも多々あります。

リーダー層を育てることも、担当者や経営者の役目です。人財教育も長期的な視点が大事です。
儲かるためには、本部にお任せ!
というスタンスで上手くいっているところは少ないです。
そうなるとただ搾取されて、儲かるどころか売り上げも上がらず、
人材も育っていない、ということになりかねません。
フランチャイズビジネスに参入される方は、
当事者意識をもって、加盟店側は本気で新事業に立ち向かうことを切に期待しております。
それが儲かることへの最短ルートです。

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